その名の由来



著者: 若木 未生
タイトル: 真・イズミ幻戦記―暁の国〈1〉
ねこばなしといいつつ
自分の本の宣伝かいな!
いや…その…
この2匹の猫の名前をつけたのは
私ではないのでございます。
それともやはり、私なのか?
あるとき、友達が電話してきたのです。
「捨てられてた子猫を2匹拾ったの!
その子猫たちがね、
あなたの本(イズミ幻戦記)に出てくる
『拓己』と『省吾』に、見た目そっくりだったから、
拓己と省吾って名前をつけちゃったの。
そういうわけで、
このふたりは、作者のあなたに飼ってもらわないと!」
……。
友よ……。
そういうわけでって何だ。
思えば、巧妙に騙された気もする。
うまーく、私が飼うように、仕向けられた気もする。
ともかく、友の機転と、どこぞの神様のおぼしめしと、ちょっとした偶然で、
かれらは拓己と省吾と呼ばれることになり
私の家にころがりこんできたのでございます。
ありがたや!
「自分の小説のキャラクターの名前を、猫につけてるオレ…」
我に返ると、ちょっぴり恥ずかしい。
でも、まあ、いいんだ…
ほんとに似てるし…
(まだ騙されてるのかしら…むむむむ)

猫飼いの頭の中は基本的に

猫を飼う人は基本的に
ちょっとアホになる。
…ならんかね。
おしゃかさまでもソクラテスでも
猫を飼うと
ちょっとアホになるはずだ!
しょうごさん…
あんたが寝床にしているそれは、私のセーター…
こんな時も
「ああきっと、飼い主の匂いがする服の上だと、安心するのだね!
ういやつ!
かわいいやつ!
そんなにしっかと手放さない構えで…
やだねえ照れるじゃないか、おばかさん!」
こんなこと思ってます。
アホです。
とりあえずセーターは…
猫の毛だらけになるけど…
負けたー。
好きにしてー。

猫飼いの家には猫グッズが増える

昔、猫を飼いはじめたばかりの私に、
友が言った。
「急に、猫のマグカップが増えてる…」
そういうものです。わははは。
ダヤン(わちふぃーるど・池田あきこさん)や
マンハッタナーズ(久下貴史さん)の絵が、とくに好きです。

とつぜんだがアーサー・ランサム

著者: アーサー・ランサム, 岩田 欣三, 神宮 輝夫タイトル: アーサー・ランサム全集 全12巻
あいたた。タイトル間違ってた…すみません神様!
『海へ出るつもりじゃなかった』
これが正しい。
アーサー・ランサム、大好きです。出会いはツバメ号とアマゾン号。
小学生のころに「おもしろい!」と思い、
中学生のときには「うわ、けっこう、きっつい話だ」と思い、
大学生になったら「つうか、この、ペミカンが…食べたい」とか思い、
今も、大好きです。