朝になると…
それまで布団の足元に2匹でまるまっていた猫が、
飼い主の起きそうな気配を察知する。
それから
のっしのっしと
ご丁寧に布団ごしに飼い主を踏みながら、
たくみさんが枕元にやってきて
「朝だよ!朝ごはん!朝メシ!アサー!!」
と訴えるのだが、
こやつがまた、ちょうど枕にするのにいいフカフカ具合いなので、
飼い主は
「おお、良いネコマクラじゃ。お日さまポカポカ猫フカフカじゃ。ぐう」
そのころもう1匹はベッドの足元で
いつでも朝ごはんにダッシュできるクラウチングスタートの恰好で身構えていて、
「ポカフカぐうって…いや今の問題はそういうことじゃなくて…我々が言ってるのは…あっバカっそこでたくみがいっしょに寝たらだめだろうー!たくみのバカー」
すまん。ぐう。
(でも結局は2匹がかりで踏まれて起こされる)