心配性

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またの名を杞憂。

ときどき
「たくみよう、しょうごよう…
あんたらがいなくなっちゃったら、わしはどうしよう!!」
と、飼い主がブルブル震えだす。

どうしようったって…。
なあ…。
(顔を見合わせるネコども)

「どうして人間と猫は寿命が違うんだろう!エーンエンエン」

どうしてったって…。
なにをいまさら…。
つうかオレら2匹、
いまんとこ、ふつーに健康ですし…。
ねえ…。

「妖怪ネコマタになれ!百年生きるのだ!レッサーパンダが立ちあがってんだぞ、負けずにおまえらもバージョンアップするのだ!」

えー…。
そういうのはもはや、勝ち負けじゃないよな…。

だいたい、れっさーぱんだって何?


ひとしきり飼い主がエーンエンエンエーンと騒いだら、
猫らは「さあて」と寝転がり、
ダブルで主張。
「飼い主よ。今、オマエがやるべきことはだな…」
「オレらをかわいがれ!」

まったくもって…
正しい主張だぜ。

なでなで…。

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