【新刊】『われ清盛にあらず 源平天涯抄』祥伝社文庫・発売中です


文庫化です!
『われ清盛にあらず』特設ページ https://wakagimio.com/extra-warekiyo

出版社 : 祥伝社
発売日 : 2023/10/12
ISBN-10 : 4396350163
ISBN-13 : 978-4396350161
定価 : 858円(税込)

装画・佳嶋
装幀・芦澤泰偉

■内容紹介

清盛には風変わりな弟がいた──
壇ノ浦の後も生き延びたその数奇な生涯とは。
弟頼盛の視線から描く、無常と幻想の歴史小説。

木曾義仲により、京を追われ西へと落ちた平家一門。その冬、清盛の弟・頼盛の姿は鎌倉にあった。一時は兄を継ぐ棟梁と期待された弟が、なぜ一門を離れたのか。頼盛と、兄が流罪とした宿敵・源頼朝を結ぶものとは?
急変期における英雄の生き様と、無常を記す幻想の歴史小説。
祇王と仏、二人の白拍子の奇縁を描く書下ろし短編「ほとけも昔は鬼なりき」収録。

■若木コメント

文庫版は、真っ赤な表紙になりました。素敵。平家の旗印の赤です。

文庫版の特長。
1.登場人物の系図がつきました。いろんなひとが出てきますがこれで大丈夫。
2.書きおろしの短編があります。白拍子の「芸」を文字で書くことをがんばりました。清盛が恰好いいです。
3.あとがきがあります。短いですが心こめました。

「歴史のお勉強」みたいに思うと身構えてしまうかもしれませんが、このお話はエンタテインメントです。おもしろがっていただければと願っております。
ある兄弟のささやかな親愛の話でもあります。
男たちの戦いと宿業の話でもあります。まあ、いつもどおりです。
ぜひお楽しみください。

【新刊】10/12発売『われ清盛にあらず 源平天涯抄』祥伝社文庫・サイン本プレゼント企画

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われ清盛にあらず 源平天涯抄 (祥伝社文庫) [ 若木未生 ]
価格:858円(税込、送料無料) (2023/10/1時点)

楽天で購入

 

 

文庫化です!
『われ清盛にあらず』特設ページ https://wakagimio.com/extra-warekiyo

出版社 ‏ : ‎ 祥伝社
発売日 ‏ : ‎ 2023/10/12
ISBN-10 ‏ : ‎ 4396350163
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4396350161
定価 ‏ : ‎ 858円(税込)

装画・佳嶋 装幀・芦澤泰偉

■内容紹介

清盛には風変わりな弟がいた──
壇ノ浦の後も生き延びたその数奇な生涯とは。
弟頼盛の視線から描く、無常と幻想の歴史小説。

木曾義仲により、京を追われ西へと落ちた平家一門。その冬、清盛の弟・頼盛の姿は鎌倉にあった。一時は兄を継ぐ棟梁と期待された弟が、なぜ一門を離れたのか。頼盛と、兄が流罪とした宿敵・源頼朝を結ぶものとは?
急変期における英雄の生き様と、無常を記す幻想の歴史小説。
祇王と仏、二人の白拍子の奇縁を描く書下ろし短編「ほとけも昔は鬼なりき」収録。

■サイン本プレゼント企画

新刊『われ清盛にあらず 源平天涯抄』に、若木未生のサインを入れて、抽選で3名様にプレゼントします。

サイン本のお届けは、発売日よりも後になります。ご了承くださいませ。

【応募方法】

サイン本ご希望のかたは、
メールのタイトルに【サイン本希望】と入れて、

●お名前(応募時は本名でなくハンドルでも大丈夫です。ここのブログに書かれてもかまわないお名前でお願いします)

●メールアドレス(公表しません)

●若木あてのメッセージ(何かあれば。なくてもOKです)

以上の項目をお書きのうえ、
dec2★wakagimio.com
(★を@に変えてください)
まで、メールをお送りください。

ご応募メールの締切は、
10月7日(土曜)、24時。

翌日、このブログで、抽選結果を発表します。
当選者さまには、送付宛先のお問い合わせメールがとどきます。
(お預かりする個人情報は、企画終了後、破棄します)

ご応募は、おひとりさまあたり、一回でお願いします。

なお、この企画はあくまで若木の個人的なものです。
出版社さんには、お問い合わせなどなさらないでください。

ご応募お待ちしております!

嵯峨景子著『氷室冴子とその時代 増補版』取材協力しました

https://www.kawade.co.jp/sp/isbn/9784309031149/

80~90年代、少女小説を中心に活躍し、再評価の機運も高まる作家・氷室冴子。少女小説研究の第一人者が丹念な調査と取材から、その全貌に迫る。作家や編集者に追加取材を行い増補刊行!

少女小説の革新、「女性作家」としての活躍と葛藤、新たなジャンルへの挑戦――
80~90年代、エンタメ小説の最前線で戦い続けた、

いま、最も再評価すべき作家の全貌に迫る。

『クララ白書』『雑居時代』『なぎさボーイ』『なんて素敵にジャパネスク』などの少女小説、ジブリアニメにもなった青春小説『海がきこえる』、エッセイ『いっぱしの女』『冴子の母娘草』などで絶大な支持を得、今も人気女性作家たちがその影響を公言する作家・氷室冴子(1957-2008)。少女小説研究の第一人者が丹念な資料調査と取材から、その功績と志に迫る。

若木未生氏、桑原水菜氏や各社担当編集者のインタビューを増補。
未完の傑作『銀の海 金の大地』第二部についての証言も収録!

出版社 ‏ : ‎ 河出書房新社 (2023/6/24)
発売日 ‏ : ‎ 2023/6/24
単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 400ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4309031145
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4309031149

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嵯峨景子さんの大著『氷室冴子とその時代 増補版』に取材協力させていただきました。

氷室さんに「若木さん。コバルト辞めなさい」と言われたことがあります。
そのときのお話をしました。
「ほかでもない氷室さんがおっしゃるのなら」と覚悟がきまりました。
氷室さんは常にコバルトのトップランナーで、わたしたちを牽引してくださる眩しいエンジンでした。
感謝しかありません。

8/19朗読劇イベント「夏中夜話~百のささやきの宴~」に脚本提供しました


夏樹リオさんと中川亜紀子さんの怪談イベント「夏中夜話」にて、朗読劇の脚本を担当させていただきました。
『オーラバスター・インテグラル ファウスト解体』(徳間書店トクマノベルズ)所収の短編が原作です。
女性おふたり用に翻案したので三島アカリ氏は出てきませんが、ぜひご覧ください。
原作となった短編は「かたられなかったひとつの呼び声」です。

詳細はこちらで!
https://twitter.com/88kachu

『オーラバスター・インテグラル ファウスト解体』 電子書籍にて発売中です。

【新刊】『戦をせんとや生まれけむ』本日発売です


書きおろし新作
『戦をせんとや生まれけむ』
若木未生

特設ページ https://wakagimio.com/extra-ikusa

2022/3/11頃発売
祥伝社
https://www.shodensha.co.jp/
文芸単行本
1760円(税込)
装画・佳嶋
装幀・芦澤泰偉
ISBN-13 : 978-4396636203

amazon https://amzn.to/3H9x3dK
楽天ブックス https://a.r10.to/hadVyS
honto https://honto.jp/netstore/pd-book_31521872.html
版元ドットコム https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784396636203

●内容紹介

鎌倉源平大河ロマン!
13人衆一の洞察力に優れた武士梶原景時が見つめた、
峻烈の人頼朝 × 戦の申し子義経
乱世の光と影、そして生と死。なぜ兄は弟を拒絶したのか?
武者たちの世が拓かれた時

天は晴れ、潮の匂いが濃かった。
しかし濃密な潮風をもってしても拭い消せぬ異臭が、浜に置かれた黒漆の櫃からは溢れ漂っていた。
義経の首級は美酒に浸され、櫃に封じこめられているのだった。
(ぶざまではないか。みじめではないか)
景時の胸にこみあげるものは、不思議な怒りであった。
(あれほどの天賦の才を……)
景時は、くやしかった。
なぜ、九郎義経は、死ななければならなかったのか。

(本文より)

これまで義経を讒言した悪役とされてきた景時に光を当て、頼朝と義経の新たな姿を描く歴史小説、ここに誕生。

●若木未生コメント

『ゆめのつるぎ』『われ清盛にあらず』に続き三作目の源平合戦ものですが、
それらのお話と繋がっているわけではなく、独立した一作品です。

ハイスクール・オーラバスター完結という稀有な体験を経て、
いまの私が世に出すべき作品とはいかなるものか、と自分に問いました。
己にざくざく刃先を当てて、一本の木から仏を彫り出したいと
祈るような気持ちで、書きました。

なぜいま源平合戦なのか?
そういう自問の声がいつもあります。
だけどここに賭けることで、初めて描ける景色がある気がする。
なので、賭けています。

よかったらページをめくってみてください。
よろしくお願いいたします。

●書籍情報画像(書店でのご予約時などにご利用ください)