ただいまの飼い主は、トホホな気持ち。
某日、あれは夕方の頃だったかしら、
たしかにニャーとかギャーとかうるさく言われたんだ…
「ちょっと待て!
今はな、ぐおっと集中せねばならんのです!」
飼い主はそう答え…
猫も、まあ、ちょっとは待った…。
たぶん、待った…。
その後の数時間の記憶がナイよ。
原稿を書き終えたら、あら真夜中ですね…
おや、なぜ、しょうごさんが、挙動不審なのかしら…
なんで古新聞の束から異臭がするんだい!
どうして、ありえないところが臨時仮設トイレになっているんだい!
だれが許可したよ!
コラー
と叱られる前にダッシュで身を隠す省吾。
犯人、ばればれです。
でも…
飼い主が…わるいのだわ…。
猫トイレの掃除を…してなかったわ…。
省吾も省吾で
「俺は、プライド高いんだから…
臨時仮設トイレなんかキライなのに…
ほんとはキライなのに…」
そんな、ぶすくれた顔をしている。
そして、悪行をみつかって、へこんでいる。
「ガマンできなかったし…そこしか、あいてなかったし」
おたがいに
ムスーと
ふてくされる猫と人。
こんなこと前にもあったよ。
あったよなー。
なのに、くりかえしちゃうんだなー。
歴史がなー。
はー。
「ゴメンなー。
あんたは、ほんとはいいコだよ」
省吾をなでなでして謝りました。
トホホホホ…
余談。
そんなとき、そもそも逃げもへこみもしない拓己。
ヤツは、すずしい顔で
人間さまのトイレを使いやがるのさ…
そして、ボチャンと落ちたこともあったよな…。(二度とくりかえさないでくれ!)