漢字で書くと春です。
これはウチに来た当日の写真で、かなりビビっている様子。
長毛の猫とのつきあいは初めてです。
未知なるふんわか具合との遭遇。
飼い主は最初、
次に猫を飼うときは、2匹同時じゃなくて、1匹からスタートがいいのかなあ
とも考えていた。若い2匹についてく体力ないかもと思って。
でも、野良猫の保護&里親探し活動をなさってるボランティアさんが、
「行き場のない兄弟猫がいて、あまりにも2匹ぴったりくっついてて引き離せないの」
とおっしゃる。
どっかで聞いたな、そういう2匹の話。17年くらい前に。
あと、2匹だったら自分たちで勝手に遊ぶから、気を遣わないでいいわよ、とも言われ、なるほどと。
そういや、前のふたりも昔は毎日プロレスごっこしてたわ。
保護されるまでに色々あったらしく、ふたりはたいへん臆病になっておりました。
一度里子に出たものの「ぜんぜん懐かない」という理由で、即座に返された体験もあり。
たらいまわしの末、このままでは
去勢手術とワクチン済ませたら野良猫に戻すしかないかも…という瀬戸際で、
最後のお試しで我が家に来ました。
野良猫でいたほうが自由でいいじゃない、って考え方もあるかもですが、
外では病気やケガや事故や虐待が普通にあることを思うと
人間と一緒に暮らせるなら、家猫になって長生きしてほしい。
ふたりとも非常にブルブルしてましたが、
物音でビクッとして逃げる距離が3メートル→1メートル→30センチと縮まってきて最終的に人の足元5センチをウロウロするくらいまで度胸がつき、
丁重に頼めば渋々ながらも抱っこさせてくれるし、
この調子なら大丈夫でしょう!と、めでたく里親に認定されたのでございました。
ゆっくり仲良くなろうと思います。
人間の基準で優等生じゃなくていいんです。
猫には猫の生き方があるものね。