【電子書籍】ハイスクール・オーラバスター『烈光の女神』~『オメガの空葬』配信開始です


諒闇――まことのやみの中でいまわしき覚醒をとげた意識がひとつ。とうに朽ちはてたはずの我が身への呼びかけを訝りながら、「それ」はざらりと実体化をおこし、九那妃の足元へひざまずいた。精緻に仕組まれた奇怪な罠が術者の周囲でしだいにその姿を現す。狙われたのは、まず、希沙良。宿敵・皓の攻勢に、忍不在の間の指揮を執る十九郎は、どう応える? ――新生オーラバスター、迫力のスタート!(「e!集英社」作品案内より転載)

「先輩のご両親、今まで何もご存知なかったんですね」――亮介にまとわりつき、言葉の刃を突きつけてくる皐。彼女の目的は? 異界の森のなか、希沙良と諒の前に現れた美少女は彼らのなかに何を見る? 時ならぬ降雪ではじまった<すすぎ>の襲撃は、思いもよらぬ方向へと、術者たちを導く結果となった。次元を跳んで敵将・皓の本拠地に現れた十九郎の安否も、いぜんとして謎のままで……。(「e!集英社」作品案内より転載)

幻将・皓の力を後ろ盾にする冷泉院皐の陰謀が、悲劇を招いた。心の支えをぐらつかされた亮介の中和能力が、朱雀剣を消したり、敵の光剣が諒の胸に深く突き刺さった! 奪われた亮介をとりもどすため、十九郎は禁断の策を選ぶが……。亮介の処遇をめぐり、<妖の者>の陣営にも波乱が訪れる。いまだ斎伽忍は戦線に帰還せず、絶望的な状況を前に希沙良が叫んだ。――「水沢死んじまうぞ!!」(「e!集英社」作品案内より転載)

中和能力の発動ミスで、諒に瀕死の傷を負わせてしまった亮介。心を壊され、敵の手におちた亮介を、術者たちの攻防が追う。冴子は、斎伽忍に託された霊剣<虎月>をとり、九那妃との直接対決にいどむ。ふたりの女神が導く、烈光のはての地平とは――? そして幻将・皓は、皐の生んだ闇の想念が、十九郎を滅ぼすと警告するのだった……。『烈光の女神』堂々の完結巻!! 【目次】烈光の女神(4)/遭神記/あとがき(「e!集英社」作品案内より転載)

幻将・皓との戦いが一時終息し、斎伽忍が帰還した夏。束の間の平和を楽しむ亮介たち。夏期講習に通う里見十九郎と親友の西城敦は、渋谷駅のホームで「クラインの記憶」をもつ女性たちに出会う……。その謎とは? アパート暮らしを始めた亮介と諒。謎の少女ハツリの部屋に生まれた、秘密の「水」は? 書下ろし新作二編「ヘヴンズ・クライン」「デュナミス」を収録。文句なしの面白さ!(「e!集英社」作品案内より転載)

「――私は、伽羅王の術力を奪うつもりだ」炎将せん司による、最後の戦いが幕をあける。十月。<印座>の殺戮から半月。亮介は右腕がちぎれる幻をみた。その直後、文化祭やアルバイトと忙しい生活をすごす術者たちに、『不滅の王』についての謎のメールが届く。一方、せん司のもとには彼を慕う不登校の少女、春名子が辿りつく。春名子の奇妙で優しい日々。しかし、それが亮介と出会った時に…!(「e!集英社」作品案内より転載)

炎将せん司が伽羅王・忍に仕掛けた作戦。それは周囲の人間の内奥を泥と化し、忍の術力を妨げるというもの。希沙良、十九郎、冴子が次々と泥に感染していく――。しかし泥化が完了する前に、炎王と伽羅王は直接対峙することに! 忍は、天冥の剣を朱雀剣と重ねあわせ、伽羅王の力を抑える。斎伽忍としてせん司に向かいあった! 炎将せん司VS伽羅王、最終決戦の時が、刻々と近づきつつあった!(「e!集英社」作品案内より転載)

幻将皓は、現在随一の側近硝乃と高級シティホテルのスイートルームにいた。色鮮やかな唇で皓はひとり笑む。炎将せん司の最期を思いおこしての、静かな微笑だった。そこに雷将勝呂が、九那妃の温情を伝えるために現れた。「蘭を遣わす。幻将の手足として用いられよ」空者九那妃の分身ともいえる<使>の蘭を陣中に加えるということは、すなわち九那妃の剣を預かるに等しいことを意味したが……。(「e!集英社」作品案内より転載)

コバルト文庫版ハイスクール・オーラバスター(『天使はうまく踊れない』から『オメガの空葬』まで)の電子書籍化が進行中です。
kindle、ibook等、各種プラットフォームで配信中です。詳しくは「e!集英社」 http://ebooks.shueisha.co.jp/ をご覧ください。

行程上の都合で配信予定日が変わりまして、ご心配をおかけしました。
『烈光の女神』から『オメガの空葬』まで、一気に配信されました。

残すは『ミレニアムブックNEO』(「シャドウ・イーター」収録)一冊です。この『NEO』は、朝日ノベルズ『ハイスクール・オーラバスター完全版』(現在絶版)で書き下ろした番外編「見えざる玩具」を追加収録した特別編集版になります。
シャドウ・イーターは『不滅の王』の前哨戦のお話なので、順番がちょっと前後してしまいますが、しばしお待ちください……すみません。
なんか、シャドウ・イーターは、すごく「ハイスクール・オーラバスター!!」って感じ(ふわっとした表現だな)の話で好きなんですよね……。
見えざる玩具は、亮介と出会う以前の希沙良と十九郎で『十戒』っぽい話をやってみたやつです。西城君の登場シーンが気に入っております。あと一真。

そして『オメガの空葬』でコバルト文庫版オーラバは完了なのですが、ご存知のとおり「里見十九郎篇」が始まったばかりのところで終わってます。
その先は徳間書店トクマ・ノベルズ『ハイスクール・オーラバスター・リファインド 天の聖痕』と『ハイスクール・オーラバスター・リファインド 白月の挽歌』で読めます。
この二冊までで、里見十九郎篇は終わりです。
今ならキリがいいので……お読みいただけますと幸いでございます……よろしくお願いいたします。


こちらは忍様スピンオフです。(もしよろしければご一緒にー)