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ひとつ掟があります。

「たくみさんよ。
そこの棚には、しょうごさんはのれるけど…
きみは…ムリさ…」

こんなとき
「だって、たくみは大きいもんな!」
この表現以外はなしだ。

「きみはさ、人間でいうところの、長身だから!」
まあ…これも…ギリギリ有りでー。


しかし…
「ふと…」
「おも…」
等のココロないボキャブラリーを使われますと
たくみだって
しょんぼり
洗面所にこもります。
マジでマジで…。

カミナリ

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通り雨。
急にカミナリがごろごろ。

飼い主、あわててパソコンの電源を切り
コンセントをぬく。

「仕事できないなー
こまるなァー
ウウー」

そんなとき
下を見ると
この顔。
「ネコと遊べばいいじゃん!」

罠だー

猫の手も借りたいとか申しますが

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先日こんな夢をみたよ…

場所は立派な競泳用プール。

飼い主が言う。
「しょうごさん!出番です、よろしく!」
うそぉ、オレ…?
という表情をみせつつ、
しぶしぶながらも、ちゃんと泳ぎだす、しょうごなのだった…。

目がさめたとき、
「なんで、しょうごさんの出番なのかしら…。たくみには断られるからか…?」
ねぼけまなこでボヤヤンと思った飼い主。

夢の中でまで猫の手を借りるなと…己に言いたい…。

時節柄

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夏の気配が近づけばー

猫も衣更え。
飼い主は、抜け毛との戦いですな。
ブラシかけてもかけても…
部屋じゅうに舞ってるよー

まよいねこ

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(画像は省吾です。「省吾ダッシュ」ではなく…)

猫飼いは、猫を見かけたら、挨拶をするクセがついている。
それがご近所の猫でも、旅先の猫でも、知ってる猫でも初対面の猫でも、
「やあやあ!あなたさまは可愛い猫だ、素敵な猫だ、いかした猫だ、ナイスな猫だ!」
「おう。そうだろ」
「もうかりまっか」
「ぼちぼちな」
「ほなまたー。失礼いたしますー」
「ん。達者でのう」
まあこれくらいは基本のご挨拶といえましょう。(そうか?)

しかし昨日、道端で出会った猫は、ちょっと違っていた。
やあ!と私が挨拶をしたら、
「わあああああん!」
突然の大声。
「わああん!わああん!」
初対面の私の足元に寄ってきて、しきりに訴える。
なんだきみ、人間に慣れてるね、ノラじゃないね…どうしたの…どこから出てきちゃったの…

ていうか、あなた、省吾にソックリじゃないですか…
「まさか省吾じゃないよな?」
いやいや、シッポが長くてまっすぐだ。うちの猫はシッポ折れてますから。ああびっくりした…

でもどうして私にむかって突進してきたの。うちに省吾がいること知ってるのか、きみは…(まさかな)

「あーん!えーん!」
大声あげて、省吾ダッシュ(仮名)が、私のあとを追っかけてきた。
「この道は、車が通るから危ないよ!ここで待ってて!」
と言ったけど、人間語は通じないかなあ、だめかなあ、どっか行っちゃうかなあ…

近くのコンビニで猫缶をひとつ購入。
急いで戻ったら、まだいたよ省吾ダッシュ。まだ大声でないてたよ。
「これっくらいしか、できないんだ…。スマン…。まあ、お食べよ…」
「わああもぐわあああんもぐ」
「ないて食べて忙しいな、きみ」
「もぐもぐ、わあん」

きみが、ほんとは迷子でも捨て猫でもなくて、このあと、のうのうと家に帰って、飼い主さんに「どこで余計なごはん食べてきた!」と訝られる…んだったら、いいなあ…

とても、心から、そう願った。

省吾ダッシュの顔をして、私に突進してきたんだから、きみはなかなか相手を見る目があるよ…

「大丈夫か。気をつけてな。じゃあね」
お別れを言ったら、もう、ついてこなかった。